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!/bin/bash

シェルスクリプトの信頼性と安全性を高めるための重要な設定について解説します。意図しないエラーや予期せぬ挙動を防ぎ、堅牢なスクリプト開発に貢献します。

技術・言語・ツール: シェルスクリプト

シェルスクリプトの信頼性と安全性を高めるための重要な設定について解説します。意図しないエラーや予期せぬ挙動を防ぎ、堅牢なスクリプト開発に貢献します。

堅牢なシェルスクリプトのための set -euxo pipefail

set -euxo pipefail は、シェルスクリプトの冒頭によく記述される設定の集合体です。これらを適用することで、スクリプトのデバッグが容易になり、エラーによる予期せぬ動作を未然に防ぎます。

#!/bin/bash
set -euxo pipefail

# ここからスクリプトの処理を開始
echo "スクリプトを開始します。"

# 例1: 存在しないファイルを検索しようとするとエラーで終了
# find /non/existent/path -name "*.txt" # -e の効果をテストするためコメントアウト

# 例2: 未定義変数を使用するとエラーで終了
# echo "未定義の変数: $UNDEFINED_VAR" # -u の効果をテストするためコメントアウト

# 例3: パイプ内のエラーも検出
# echo "テスト" | grep "なし" # -o pipefail の効果をテストするためコメントアウト

echo "正常に完了しました。"

注意点やおすすめポイント

  • set -e: コマンドが失敗(終了コードが0以外)すると即座にスクリプトを終了させます。これにより、エラー状態が引き起こす後続の予期せぬ処理を防ぎます。
  • set -u: 未定義の変数を使用しようとするとエラーで終了します。タイポによる変数名間違いなどを早期に発見できます。
  • set -x: 実行されるコマンドとその引数を標準エラー出力に表示します。デバッグ時にスクリプトの挙動を追跡するのに非常に役立ちます。
  • set -o pipefail: パイプライン内で一つでもコマンドが失敗した場合、パイプライン全体の終了コードがその失敗したコマンドの終了コードになります。これにより、パイプライン途中のエラーを見逃すことを防ぎます。
  • これらの設定は本番環境で実行するスクリプトだけでなく、開発中のスクリプトにも積極的に適用し、早期にバグを発見する習慣をつけましょう。スクリプトの一部で特定のコマンドが失敗しても続行したい場合は、|| true を付加するなどの例外処理を検討してください。